[打ち消し線設定]は[下線設定]と同じように、テキストに線を追加するものです。[線幅]と[オフセット]値を指定して、テキストに打ち消し線を追加します。
[打ち消し線設定]も本来、段落スタイルではなく文字スタイルで指定するものです。段落全体に打ち消し線を設定するときに利用します。なお、この[打ち消し線設定]は、[下線設定]と同じように[基本文字形式]の[打ち消し線]のチェックボックスと連動しています。
基本的な設定は[下線設定]と同じです。[下線設定]と異なるのは[オフセット]の設定の違いです。それ以外は、[下線設定]と同じように設定します。
テキストサイズを「100Q」と入力したとき、[オフセット]は「自動」で
8.333 mm
に設定されます。級数に換算すると、
33.33Q
ということになります。つまりデフォルトのオフセット値は、テキストサイズに対して、3分の1なのです。
それでは、打ち消し線の基準ラインはどこにあるかというと、やはり[下線設定]と同じで、ベースラインになります。ベースラインを基準にして、上(縦組みでは左)に向かってオフセット値分を移動します。ベースラインは、テキストサイズ(仮想ボディ)に対して、8分の1ですから、打ち消し線の位置は、仮想ボディの下からでは、
1/3+1/8=11/24
ということになります。つまり、仮想ボディのセンターより、すこし下側に設定されます。ここを基準に指定した[線幅]をテキストの前に配置します。
もし、テキストのセンターに打ち消し線を配置するのであれば、[オフセット]値を、テキストサイズの8分の3にします。100Q(25 mm)の場合は、
25÷8×3=9.375 mm
になります。
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